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ノーコード開発とは?メリット・デメリットやおすすめの開発ツールを紹介
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2023.11.09

ノーコード開発とは?メリット・デメリットやおすすめの開発ツールを紹介

「ノーコード開発って何?」
「ノーコード開発ができるおすすめのツールは?」
このように、現在ノーコードについて気になっていませんか?

専門的な知識が不要でシステムやアプリを開発できる手法「ノーコード開発」。誰でも開発に携われて、開発費用の削減にもつながるのがメリットですが、その反面、複雑なシステム開発には不向きなどのデメリットがあります。

ノーコード開発のメリット・デメリット、開発ツールを紹介

こちらの記事では、ノーコード開発の詳細からメリット・デメリット、おすすめのノーコードツールについて紹介します。

目次

ノーコード開発とは?

ノーコード開発とは、ソースコードを書かずにアプリケーション・システムを迅速に開発する手法です。
通常、Webサービスやアプリなどのシステムを開発するためには、ソースコードを書かなければなりません。

ノーコード開発とは何か説明

一方で、ノーコード開発は開発ツール(プラットフォーム)を使用し、画面操作だけで直感的にシステム開発できるため、プログラミングが不要です。
エンジニアなど、専門知識を持たない人でもシステム開発できるため、IT人材が不足している近年、注目を集めている開発手法です。

関連記事:ノーコード・ローコード開発とは?メリット・デメリット、おすすめツールを紹介

ノーコード開発とローコード開発の違い

ノーコード開発に似た開発手法として、「ローコード開発」があります。
ローコード開発とは、少ないソースコードでシステム開発する開発手法です。一部プログラミングする必要があるため、ローコード開発には専門知識が必要です。

ノーコード開発と比べて開発ハードルが高い分、拡張性・汎用性が高いことが特徴で、より複雑なシステムも開発できるメリットがあります。システム開発の規模感やITスキルに合わせて、使い分けましょう。

関連記事:ノーコード・ローコード開発とは?メリット・デメリット、おすすめツールを紹介

ノーコード開発とノンプログラミングの違い

ノーコード開発とノンプログラミングはほとんど同じ意味です。
ノンプログラミングとは、プログラミングをせずにアプリやシステムを開発する開発手法です。ノンプログラミングもノーコード開発もプログラミングを行わない点で同じと言えます。

ノーコード開発の事例(スマホアプリやWebアプリなど)

ノーコード開発は、スマホアプリの開発やWebアプリ・Webサイトなどの開発ができます。

ノーコード開発の事例には以下があります。
・Forguncy|ノーコード開発プラットフォーム
・ブラリノ|結構式準備のスマホアプリ
・AppDuJour|レストラン検索スマホアプリ
・kitene|人材募集サービス

Forguncyはグレープシティ株式会社が提供するノーコードのWeb開発プラットフォームです。複数のシステムを連携させてデータの参照・更新が行え、Excelと同じような感覚で操作できるデザイン機能を搭載しています。

プラリノは、結婚式の招待状やご祝儀の管理など、準備作業を簡易的にするアプリで、AppDuJourは地元のレストランを検索できるアメリカ発のアプリです。

また、kiteneはシースリーレーヴ株式会社が提供する人材マッチングアプリで、Twitter(現X)を活用してリアルタイムで人材募集の情報を配信できる機能がついています。
いずれのアプリ・システムも、ノーコードツールを開発されています。

ノーコード開発のメリット

ノーコード開発のメリットは次の3つです。
・プログラミングの知識が必要ない
・開発費用を削減できる
・開発期間が短い
ここからは、それぞれの詳細を解説します。

ノーコード開発のメリット

プログラミングの知識が必要ない

ノーコード開発はプログラミングの専門知識が必要ありません。
ITスキルがない人でもシステム開発できるのがメリットです。ノーコードツールの使い方さえ覚えれば、誰でもシステム開発できます。

たとえば、IT人材がいない企業でも自社でシステム開発が可能です。
また、ノーコードツールの学習時間の目安は2週間前後なので、学習コストが少ないのもメリットのひとつです。

開発費用を削減できる

ノーコード開発は開発費用を削減できるのがメリットです。
通常、システム開発する場合はITエンジニアへ開発を依頼しなければならず、高額な費用が発生します。

ノーコード開発は直感的に操作できるので自社の誰もがシステム開発に携われ、外部に開発を委託する必要がないため開発費用を削減することが可能です。また、新たにエンジニアを採用する必要もありません。

開発期間が短い

ノーコード開発は開発期間が短いです。
ソースコードを書く必要がないため、実装の時間が短くてすみます。さらに、開発にあたって新たにプログラミングのスキル・知識を学習する時間も必要ありません。

アプリによっては最短1日でリリースすることも不可能ではなく、スピーディな開発が行えるのがメリットです。

ノーコード開発 のメリット

ノーコード開発のデメリットは次の3つです。
・プラットフォームに依存しやすい
・複雑なシステム・アプリは開発できない
・提供企業は海外企業が中心
ここからは、それぞれの詳細を解説します。

ノーコード開発のデメリット

プラットフォームに依存しやすい

ノーコード開発は、プラットフォーム(ツール)に依存しやすいのがデメリットです。

デザインや機能のほか、セキュリティ面もプラットフォームの中でできることに制限されます。さらに、ノーコードのプラットフォームを提供する企業がサービスを終了すれば、開発したアプリも使えなくなる可能性があります。

ノーコード開発でシステム開発を行う場合は、プラットフォームの利用者数や企業の動向を調査して長く使えそうなものを選びましょう。たとえば、資金の少ない企業が提供するサービスは、突然サービス終了するリスクがあるため注意が必要です。

複雑なシステム・アプリは開発できない

複雑なシステム・アプリ開発ができないのがノーコード開発のデメリットです。具体的にノーコード開発でできないこととして、以下があげられます。
・表示速度が高速なシステム開発
・独自性の高いシステム開発
・複数の領域にまたがるシステム開発

ノーコード開発は、複雑なシステム開発に不向きです。ページの読み込み速度も遅くなる傾向にあるため、シンプルで高速を求められないシステム開発に適しています。
もし、ノーコード開発でできること以上の機能を実装したい場合は、ほかの開発手法を選択しましょう。

提供企業は海外企業が中心

ノーコード開発ツールの提供企業のほとんどが、海外企業というのもデメリットのひとつです。
ツール・プラットフォームの利用にあたってサポートを受ける場合、英語対応が求められることも少なくありません。学習ツールも英語で書かれていることが多いです。
英語が苦手な人にとっては、やや開発ハードルが高くなるでしょう。

ノーコード開発 | おすすめのツール・プラットフォーム

ノーコード開発におすすめのツール・プラットフォームには以下があります。

ノーコード開発のツール

kintone
Platio
Bubble
ペライチ
概要 業務効率化効率化アプリの制作ツール
カスタマイズ可能なモバイルアプリ制作ツール
ドラッグ&ドロップでできるアプリ制作ツール
Webサイトの制作が可能なCMS
料金 月額780円〜 月額2万円〜 月額10万円~
初期費用75万円
月額1,465円〜(無料プランあり)
開発会社 サイボウズ株式会社 アステリア株式会社 株式会社アイリッジ 株式会社ペライチ

なかでもkintoneは業務効率化アプリ向けのツールで、人気のノーコード開発ツールのひとつです。データの蓄積や検索機能などの基本機能に優れており、社内のさまざまな情報をデータベース化できます。

また、Platioは自社の業務に合う細かなカスタマイズができるツールで、BubbleはWebアプリ開発をドラッグ&ドロップで開発できる、全世界で200万人以上のユーザーをほこるツールです。

ペライチは日本企業である株式会社ペライチが提供するツールで、Webサイトを簡易的に作ることができます。

システム・アプリ開発のご相談は株式会社カオピーズへ

ノーコード開発はソースコードの記述が不要ですが、限られた制約の中で開発を行う必要があります。開発したいシステムやアプリによってはノーコードで開発できないこともありますので、事前にしっかり精査することが大切です。

株式会社カオピーズは、オフショア開発を手がける会社です。日本とベトナムに拠点を置き、ベトナムのプロフェッショナルなIT集団として「コスト」「スピード」「品質」を追求しています。

ノーコード開発やローコード開発の支援をはじめ、システム開発サービスを提供しています。システム・アプリ開発でお困りの方は、ぜひ株式会社カオピーズへご相談ください。

まとめ

ノーコード開発とは、ソースコードを記述せずにアプリやシステムを開発できる開発手法です。

ノーコード開発のまとめ

複雑なシステムやアプリの開発には不向きですが、専門的な知識が必要ないので誰でも開発に携われ、開発コストを抑えられるのがメリットです。

ノーコード開発が行えるツールはさまざまなので、ぜひノーコード開発に取り組んでみてください。

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