日本語教室の様子
「オフショア開発を行う際、コミュニケーション不足が原因でトラブルが発生した」という話をよく耳にします。カオピーズはお客様との円滑なコミュニケーションこそがオフショア開発成功のカギだと思っています。特にラボ開発では、長期間、お客様専任の開発チームとなるわけですから、ブリッジSEを介さないコミュニケーションで、ぜひ他のメンバーとの距離も縮めていただきたいと思います。そのため、弊社では日本語教育にも力を入れており、コミュニケーション不足によるトラブルの発生リスクをできるだけ低くしたいと考えています。 その取り組みの一環として、週2回終業後、日本語講師を招き、日本語が初心者の社員向けの日本語教室を開いています。今回はその日本語教室の様子を少しご紹介します。―どんな授業をしていますか?
私が教えているクラスは初心者向けのクラスです。N5の取得を目標としています。教材は「みんなの日本語」を使っています。基本的な挨拶や数の数え方など、文法というよりは、より実践的な内容を教えています。―授業で気を付けていることはなんですか?
とにかく復習と練習をするようにしています。皆さんが働きながら勉強されているので、大学生のように文法に多くの時間を割くことはできません。とにかく復習と練習を繰り返して、明日にでも使える表現を身につけてほしいと思っています。―日本語の感覚を刷り込んでいく感じですね?
そうですね。授業でも出来るだけ画像やイラストを使っています。単語を覚えてもらう時も、出来るだけ実物を見せます。とにかく目から訴えかけています(笑)。―学習者がよくつまずくポイントはどこですか?
漢字とカタカナですね。―カタカナですか!?
そうなんです!もちろん、漢字は数が多いだけではなく、読み方も多いので、日本語学習者の大きな壁です。しかし、ベトナム人にとってはカタカナも難しい。その理由は、英語の訛りです。ベトナムに来られた方は分かると思うのですが、日本訛りの英語とベトナム訛りの英語は全く違います。英単語をカタカナで表現するのが私たちベトナム人にとっては難しいのです。 日本のIT業界って横文字が多いじゃないですか。多くのベトナム人エンジニアが苦労するところだと思います。―カオピーズの学習者はどうですか?
理系の方なので、理解力が早い印象ですね。しかも、みんな名門大学出身ですからね。ポイントさえ押さえたら、ものにしてしまう感じです。 日本語能力検定を合格すれば、受験料が会社からでるらしいですね。賞金もあるとか。モチベーションが高くていいなとも思っています。―会社としての雰囲気作りが良い影響をもたらしているということですね?
会社の「人を育てよう」という方針に、社員が熱意を持って応えているのだと思いますね。—カオピーズでの授業はどうですか?
とても楽しいです。年が離れていてもすごくフレンドリーに接してくれます。「あれ?私も社員だっけ(笑)」と勘違いしてしまうくらいに。この前の社員旅行にも連れていっていただいきましたしね(笑)。色々ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。—こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございました!
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